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TEL:03-3255-3332
FAX:03-3255-0382

 
この記事は2019.01.18 Fridayに書かれたものです。

 

今回はPICKUPピックアップの交換、補修です。

ピックアップは、内部でコイルが切れたり、接続部のニクロム線が錆びで切れたりして壊れます。

巻き直しの修復は労力に見合わないため正常のものと交換します。

 

 

Rhodesピアノの製造年によりピックアップのタイプも様々です。

markIIの白テープピックアップの一部には切れやすいものがあります。画像のものはピックアップが大量に交換された跡があります。

今回は4つ壊れていたのでまずは交換します。

そして、すでに交換されているピックアップの配線が良くないので全てやり直します。

 

良くない点は、

 配線の途中でカットし線と線を1点でハンダづけしてある。

 単線の細いもので繋いである。(一般的に単線より巻線の方が電導効率が良い。)

 ピックアップの接続部に線を一巻きしていない。(ピックアップの位置きめで動かすときに外れる可能性がある。)

 配線にたるみがない(ピックアップの前後の移動ができない)

 見た目がきたない。

 

今回は全箇所なのでピックアップレールごとハープブロックから外して行います。ピックアップ配線を外し、新しい線材でピックアップ6個ずつをずらしながら繋いでいきます。(配線のパターンは画像を参照ください)ハンダこてをあてるのは短時間でハンダをつけます。

 

配線は終了しました。

ピックアップレールの左端のジャックからアンプに直接オーディオケーブルを接続し、ピックアップの先の磁石部分を金属製ドライバーで軽く叩きます。アンプからゴンという音が出ればOKです。

このチェックを行なっていてピックアップの先のサビが気になります。むき出し状態で作業しやすいので、そのままクリーニングを行います。

 

 

この部分のサビとりに液状磨き粉は使えず、紙やすりは上手にできないので、ペン型のツールを使います。金属の研磨用ペン先のものでがんこなサビを落とし、その後グラスファイバーのようなペン先のもので磨きます。これらは電子部品屋さん、画材屋さんなどで手に入ります。金属部品の細かい部分の磨きに便利です。

 

 

 

ピックアップレールをハープブロックに戻します。実際に音を出してピックアップの位置を決め固定します。

前後移動がないピックアップも固定ネジは締め直します。製造から30年以上の経年変化で木部に固定したネジは緩むことがあります。

 

 

演奏時に外からは見えない部分ですが、きれいになると気持ちがいいです。

 

みなさまにお願いです。ピックアップの交換はなるべく正しい方法で行なってください。なるべく壊れる前の状態に戻すことが好ましいです。

 

リペアマン

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この記事は2019.01.07 Mondayに書かれたものです。

 

 

アメリカン・ヴィンテージのかっこよさのひとつにメタリック部品の輝きがあると思います。

Rhodesピアノもメタリックな部品が多くあり、Stageタイプは下半分のスタンド脚がメッキのかかった金属です。

このスタンド脚がくすんでいたり、錆びていたりすると魅力半減ですね。出音には影響ありませんが…。

 

今回は当店で行なっている整備の一環としてのクリーニングをご紹介させていただきます。

作業的には簡単なので、Rhodes Stageをお持ちの方ご自身でもできると思います。

 (markIIの一部に梨地のものもあり、今回ご紹介の方法ではきれいになりません)

 

 

Stageピアノの付属品スタンド、ペダルです。

Leg Stand 脚 x4(前脚 x2 後脚 x2)、Cross Bar 筋交い棒 x2

Cross Bar Knob x1、Sustain Pedal x1、Sustain Rod x1

 

画像のものは錆びは少ないのですが、全体的にくすんでいます。脚の先のゴム足は埃を巻き込んだベタつきがあります。

クリーニングに用意するものはこれらです。

普通の乾いているタオル、液状磨き粉ピカール、シリコンスプレーです。

これ以外に中性洗剤、そしていらない新聞紙やダンボールなどを床に敷きます。

 

最初は構造が簡単なCross Barから行います。

ピカールをつけタオルでゴシゴシ磨きます。磨いていてタオルと棒の間の抵抗が少なくなり滑りやすくなります。そうなりましたら、きれいなタオルで拭き取りを行います。

ピカールだけではとりきれない錆びがある場合は、紙やすりを使います。800番ぐらいの番目の細かい耐水紙やすりにピカールをつけこすります。メッキの状態を確認しながら行います。磨きすぎにご注意ください。侵食の深い錆びはとれません。

 

磨いた後、その状態をなるべく保てるようにシリコンコーティングをします。

シリコンスプレーを吹き付け拭きあげます。

当店では画像のKURE社のものを使っています。「火気、高温注意」です。シリコンなので換気の良い広い場所で作業を行なってください。シリコンを吸い込んでしまわないように気をつけてください。

Cross Barはパイプ状になっていて穴が空いています。この穴からシリコンを1、2秒吹き入れます。パイプ内部の錆びの発生を抑えます。

作業を終えた状態はこのような感じです。鏡面状態が甦りました。

 

 

スタンド脚は稼動部を分解します。

前脚は細かい部品が内部にいくつか仕込まれています。紛失しないように気をつけ、組み立て順番を覚えつつ分解していきます。後脚はゴム足を外します。

Leg Braceと同じように磨き、シリコンコーディングをします。

パイプ内部にも吹き入れ、稼動部にもシリコンを拭きます。ゴム足は中性洗剤を使って拭きます。

サステイン・ペダルも中性洗剤で拭きます。裏側の稼動部の支点軸にはシリコンスプレーをして、固定ネジが緩んでいる場合は締め直します。CRE556のような潤滑剤はベタツキが埃を吸着しやすいので、仕上げには使用しません。固着してしまった部品の取り外しを行うときに使用します。ペダルの各部フェルトが劣化、欠落している場合は付け直します。

ペダルの踏み込み部はメッキ加工されていないのでピカールでみがいても鏡面状態にはなりません。

ゴム足が傷んでいる場合は交換します。

 

簡単ではありますが、根気のいる作業です。これはツライ、でもキレイにはしたいという方、

当店では修理の一項目としてクリーニングも受け付けております。

新品のLeg Stand / Legs Cross barsセット(レプリカ)も販売しています。ご希望の方はご相談ください。

 

Legs Cross Bars Pedal クリーニング 15,000円〜

Legs Cross Bars Set (レプリカ新品)38,000円

Cross Bar Knob (レプリカ新品)2,700円

Sustain Pedal (レプリカ新品)12,000円

Sustain Rod  (レプリカ新品)8,000円

 *価格は2109/1/8の税抜き価格になります

 

リペアマン

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この記事は2018.12.29 Saturdayに書かれたものです。

1970年を中心に様々な音楽シーンで活躍したRhodes、Wurlitzerなどのエレクトリックピアノ。これらの楽器は…と、語り出すとこのページが終わってしまいますので、これらのお話は過去の記事をご覧になってください。

今回始めましたこのシリーズは、補修メンテナンス、調整を中心にご紹介させていただきます。

題して「甦れ!ヴィンテージ・エレピ」

 

神田小川町にある当店ではヴィンテージエレピの販売をしているのですが、当然のように修理メンテナンスも行っています。そこで重要になってくるのがリプレイスメント・パーツ、交換補修部品です。今回はRhodesピアノの部品をいくつかご紹介させていただきます。

 

ハンマーチップ Hammer Tip

鍵盤を弾いて、ハンマーが跳ね上がり、トーンジェネレーター(Tine)を叩くところにハンマーチップがあります。1970年以降ハンマーチップはゴム製のものです。高音部は木製のチップにゴムシートが巻きつけてあります。

 *1960年代は三角形のようなフェルト→アコースティックピアノのようなティアドロップ型フェルト→キューブフェルトと変化していき、ついには素材をゴムに変更。現存するRhodesのほとんどはゴムチップです。

これらが消耗して変形していたり、なにかのはずみで欠落してしまったりします。成形直しや、交換を行います。現在でも新品の部品(レプリカ)がつくられています。

1975年ぐらいを境に前後期でゴムチップの形が違い、さらにRhodesピアノ一台の中に形と硬さの違うものが5種類使われています。低音部は柔らかいもの、高音に向かって硬くなっていきます。チップの硬さの境目ではサウンド感が少し変わります。演奏者のサウンド感のこだわりによりハンマーチップの境目の設定位置を変更することも可能です。

 

 

 

トーンジェネレータ Tone Generator

ハンマーチップで叩かれ振動して音を発する部分です。直方体の金属ブロックに丸棒(Tine)が刺さっている部品です。

音階により長さが違い、丸棒の先にバネのようなチューニングスプリングがついています。トーンバー(音叉のような共鳴棒)にボルトで固定されています。

尋常ではない強い鍵盤タッチで折れてしまうことがあります。または上記のハンマーチップの不具合により通常のタッチでも折れてしまうことがあります。劣化により響きが弱くなったり、振動が持続しなくなったりすることもあります。

その場合は交換します。

新しいものを規定の長さにカットして、5/16インチのボックスレンチでボルトを外し交換します。交換後は音色を整えるための調整、調律を行います。

当店には、当時の交換用保管在庫ストレージド・ストックがまだあります。

1960年代のトーンジェネレータはTineの太さ(根元のシェイプ)が少し違います。これはとても希少部品で、中古品ではありますが補修用にストックがあります。

 

 

ピックアップ Pickup

Tineの振動(音)を拾い電気信号に変える部品です。コイル型のもので、多くのエレキギターで使用されているものとほぼ同じ方式です。1つの鍵盤に1個ずつあります。73keyRhodesには73個ついています。コイルが断線するとスピーカーアンプに音が伝わりません。1個壊れた場合そのkeyだけ音が出ません。もし回線上おなじグループの並んだ3個のピックアップが壊れた場合、73鍵盤全ての音が出なくなります。ピックアップの部品交換にて対処します。配線ハンダつけ2箇所、取り付けネジ(1/4インチ頭)の脱着を行います。

現在でも新品の部品(レプリカ)がつくられています。1973年ぐらいを境にピックアップの取り付け部金具の長さが違います。

 

他にも、トーンバーブッシング、ミュートフェルト、鍵盤ピンフェルト、ペデスタルフェルト、スペーサー、トーンバークリップ等いろいろありますが、またの機会にご紹介させていただきます。

 

ご使用されているRhodesピアノの部品に不具合があった場合、交換修理を行っています。修理持ち込みは事前にお申し込みをお願いします。ご自身で交換修理を行う方にはパーツの販売を行っています。現在、webオンラインショッピングには登録していないので、直接メールにてお問い合わせください。

 

リペアマン

 

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