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この記事は2011.10.12 Wednesdayに書かれたものです。
 こんにちは!
Wurly's!スタッフのヤナギダです。

最近は更新が滞っておりまして、大変申し訳ありません!(汗)
ただ今、10月28日〜30日に開催されます「Vintage Vibe展示発表会」の準備で大忙しの毎日です。
ですが、豊富なラインナップだけではなく、エフェクターセクションやライブタイムなど内容盛りだくさんとなっております!
入場無料ですので、皆様ぜひ遊びにいらしてください!

イベント詳細ページ→http://www.miyaji.co.jp/Wurlys/event.php
ブログ紹介記事→http://miyaji-wurlys.jugem.jp/?eid=96


さて、本日は水曜日です!久々に「Rhodesのいろは」をお送りしたいと思います。
本日スポットを当てるのは鍵盤です。
ピアノの命ともいえる鍵盤。Rhodesの鍵盤は年代によって違いがあります。
その 違いの中でも材質、仕様の違いを年代ごとに見ていきたいと思います。

まずは
「Fender Rhodes期」にあたる1965〜1974年のモデルの鍵盤です。
CIMG1146.JPG

CIMG1145.JPG

木製鍵盤です。
大きな特徴は白鍵。鍵盤全体を覆うようにキーキャップが被さっています。

鍵盤を裏から見るとこの様な感じです。↓

CIMG1147.JPG

キーキャップの中は全てが木ではなく、若干隙間があります。
軽量化なのか…資材の節約なのか…その目的は定かではありませんが、
実際に鍵盤を外してみないと見ることができない部分の一つですよね。



続いて、
1975年のRhodes Mark1〜1981年頃のMark2前期まで採用されていた鍵盤です。

CIMG1140.JPG

CIMG1139.JPG

こちらの鍵盤は皆様にも馴染みがあるかもしれませんね。

先ほどのFender Rhodes期の鍵盤が、全体をキーキャップで覆っていたのに比べ、
こちらの鍵盤は側面を除いた部分のみがキャップされています。

CIMG1144.JPG

裏側はこのような感じです。
こちらは側面がキーキャップでおおわれていない分、本当に鍵盤全体が「木」といったイメージです。
ですが、その分鍵盤の側面が少し角ばった印象を持つ手触りです。



そして、
1982〜1983年頃のMark2後期で採用されていました鍵盤がこちら。↓

CIMG1142.JPG

プラスティック鍵盤です。
木製からプラスティック鍵盤に変わった理由としてはいくつかあるようなのですが、
一番大きかったのは鍵盤の管理の難しさであったと言われています。

木製鍵盤はどうしても湿度の変化等に弱く、適切な湿度管理をしないと
鍵盤が反ってしまうという問題点がありました。
また適切な湿度管理をしていても、むやみに立てた状態で置いておくなど、
その環境によっても鍵盤が反ってしまい、うまく鍵盤が動かなくなってしまう危険性がありました。
(ちゃんと演奏する状態で置いておけば、何の問題もありません!ご心配なく!)

これらの問題を解決すべく、湿度変化などで反らないプラスティック鍵盤になったとも言われています。

CIMG1143.JPG

こちらが鍵盤の裏側。
Fender Rhodes期と同様、側面までキーキャップが被さっており、
キャップ内には空洞が見られます。
鍵盤の重量に関しては前述の2種類の木製鍵盤より若干重たくなりました。
それに伴い、鍵盤タッチに関しても木製鍵盤とは一線を画すタッチ感となっております。


最後に、今回紹介した鍵盤を並べてみましょう。

CIMG1148.JPG
左から、プラスティック鍵盤、木製鍵盤後期、Fender Rhodes期

この様に並べると、
一番右のFender Rhodes期の鍵盤の上面が少しふっくら丸みを帯びているように見えます。
これも先ほど書き忘れたFender Rhodes期の特徴の一つです。
これは実際に触ってみないとわからない特徴ではありますが、
左二つの鍵盤が上面がフラットなのに比べ、この鍵盤は丸みを帯び、キーキャップが若干肉厚に感じます。



鍵盤の仕様を見ても年代によってこれだけの違いがあります。
みなさまがお持ちのRhodesがはたしてどのタイプの鍵盤なのか、
当店で気になった機種の鍵盤はどのタイプなのか。
そんなことを見比べ、弾き比べてみるのもいいかもしれませんね。







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Rhodes(ローズ)、Wurlitzer(ウーリッツァー)のことならお任せください。
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この記事は2011.09.14 Wednesdayに書かれたものです。
 こんにちは!
Wurly's!スタッフのヤナギダです。

毎週水曜日は「Rhodesのいろは」!
ということで本日は先週からのちょっとした番外編。
「Rhodesだけじゃないコントロールパネル編」をお送りします。


まずは先週からの続きも兼ねて、Rhodes Stageのパネルを見てみましょう。


Rhodes Stage Mark1
DSCN6708.JPG

こちらがステージ・マーク1のパネルです。
ステージはパッシブ回路を採用しているため、音色の調整機能があまり付いておらず、
「BASS BOOST」と「VOLUME」の2種類のノブとなっております。
ちなみに、ステージはアンプに繋げて音を奏でるため
「INPUT」と書かれたアウトプット端子が存在します・・・なんだか不思議ですよね。


続いてはRhodes Stage Mark2

CIMG0963.JPG

機能的にはマーク1と変わりありません。
ノブの形状とバックがブラックになっているという変化がありますが
こちらもパッシブ回路を使用しているため、ほとんど変化のしようが無かったようです。
サウンドはマーク1に比べると粒がはっきりとした、華やかな音色になっております。


続いては、Wurlitzerを見ていきましょう。
こちらはModel200とModel200Aを見ていきます。



Wurlitzer Model 200

CIMG1037.JPG

基本的にWurlitzerのコントロールパネルは
「VOLUME」と「VIBRATO」の2種類のみです。
この仕様はModel200とModel200Aで違いは無いのですが、
Model 200の特徴はパネルのバック。
鏡面になっていて向かえのモノが良く映るのがModel 200のパネルの特徴です。

CIMG0557.JPG

このように、写真に撮ると向かいにある書籍コーナーが良く映ってしまいます。



続いてはWurlitzer Model 200A

CIMG0663.JPG

こちらもノブの数、機能はModes 200と変わりありませんが
変化したのはバック。
鏡面パネルではなく、つや消しの仕様となっております。
そのため向かいにある物も、下にある鍵盤もほとんど映っていませんよね。



最後にVintage Vibeのパネルを見てみましょう。


Vintage Vibe Tine Piano

DSCN6818.JPG

こちらは鏡面のパネルにノブが3つです。
左から「ボリューム」、セパレートタイプの「トーンコントロール」、同じくセパレートタイプの「トレモロ」となっており、
Rhodesの3ノブタイプと同じ仕様となっております。

DSCN6816.JPG
また、パネルの中央部には「Vintage Vibe」のロゴが入っており、
これもまた、プレーヤーの心をくすぐる仕様ですよね。



以上、ここまでがコントロールパネルの違いでした。
当店へお越しの際はこのパネルの違いを見ながら弾き比べをするというのも
面白いかもしれませんね!






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この記事は2011.09.07 Wednesdayに書かれたものです。
 こんにちは!
Wurly's!スタッフのヤナギダです。

今週の「Rhodesのいろは」はコントロールパネル編。
なかなか注目されることも少ないコンロトールパネルですが、そこにスポットを当てていきます。

 
まず、コントロールパネルとは、
ボリュームやトーンといった音色の調整を行うノブや機能がついている部分です。

Suitcase(スーツケース)で見てみるとこちら↓
CIMG0825.jpg


このスーツケースのコントロールパネルから見る、モデルの見分け方を本日はご紹介します。



1.Fender Rhodes (~1975年頃)

CIMG1045.JPG

現在のローズピアノの原点。
シンプルにノブが3つのタイプです。
左から「ボリューム」、セパレートタイプのノブの「トーンコントロール」、同じくセパレートタイプの「ビブラート」。
「3ノブタイプ」とも呼ばれるパネルで、レアなモデルを探す際の一つの目安ともいえます。



2.Rhodes Mark1 Suitcase  (1975年〜1978年頃)

2.jpg

Fender傘下から独立し、現在のRhodesブランドとなった際のモデル。
Fender Rhodes期からノブの形が若干変化。
ノブの機能としてはFender Rhodes期から変化はないのですが、
最大の特徴は左端。(写真では見づらくなってしまいました。)

「アクセサリー」と呼ばれるジャックが2つ追加されました。
これは「センド‐リターン」とも呼ばれるジャックで、
エフェクターを繋いで音色を変化させる際に使用します。

このころからローズはエフェクターなどを使用し、
音色を変化させることができるようになったのですね。



3.Rhodes Mark1 Suitcase (1978年〜1979年頃)
DSCN6543.JPG

Rhodes Mark1 の中でも一番よく見かけるタイプのパネルかもしれません。
左から「アクセサリージャック」、「ボリューム」、スライド式になっている「トーンコントロール」、二つノブの「ビブラート」。
「スライド式」とも呼ばれるこのパネルは、
、これまでのモデルに比べてトーンコントロール、ビブラートの調整がわかりやすく、
視覚的に操作しやすいように改良されました。



4.Rhodes Mark2 Suitcase  (1980年〜1982年頃)
CIMG1039.JPG

こちらがマーク2の前期のパネルです。
こちらも先ほど同様、「スライド式」が採用され、
写真では切れてしまいましたが、アクセサリージャックも搭載しています。
マーク1、マーク2の両方で採用されているパネルだからこそ、
私たちにも馴染みがあるのかもしれませんね。



5.Rhodes Mark2 Suitcase (1982年〜1983年頃)
DSCN6548.JPG

こちらがスーツケースの最後、マーク2後期のパネル。
鍵盤がプラスティック製に移り変わった機種です。

すべてノブによって調節ができるようになりました。

左から「アクセサリージャック」、「ボリューム」、BASS・TREBLEの2つのノブによる「トーンコントロール」、スイッチと2つノブによる「ビブラート」。

このパネルは「5つノブ」とも呼ばれ、こちらも馴染みがあるという方も多いのではないでしょうか。
視覚的に操作しやすい点は「スライド式」とも通じるところがありますよね。




ここまでがローズ スーツケースのコントロールパネルの移り変わりでした。
年代が進むにつれてプレーヤーの要望に応えながら変化をしていく姿が見てわかるかと思います。
Wurly's!にお越しの際は、このようなコントロールパネルの変化を見ながら、
様々な機種をお試しになるのも面白いかもしれませんね。


次回は、Rhodesに限らず、その他のピアノのコントロールパネルを見ていきたいと思います。






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この記事は2011.08.26 Fridayに書かれたものです。
 CIMG0990.JPG

こんにちは!
Wurly's!スタッフのヤナギダです。

こちらは当店のエフェクターコーナーです!
スタッフ選りすぐりのおすすめエフェクトがとりそろっております!
ご来店の際には是非チェックしてみてください。

EFFECTOR  LAB. の際のエフェクター紹介の記事はこちら↓
Part1:http://miyaji-wurlys.jugem.jp/?eid=64
Part2:http://miyaji-wurlys.jugem.jp/?eid=65


さて本日は、「Rhodes のいろは‐アクション構造編‐Part2」です。
(Part1はこちらから)

前回にご紹介しました通り、Rhodesのアクション構造はシンプルなのですが、
とても繊細な一面も持っています。
メンテナンスや、年式の違いによるちょっとした構造の変化で音色が変わっていきます。

アクション構造.jpg
こちらがアクション構造の図です。

本日はこのパーツの中でも、直接音色に関わる「トーンバー」、「トーンジェネレータ」について
ご紹介していきます。


DSC_0113.JPG

こちらが取り外す前のトーンバー、トーンジェネレータの姿です。
こちらを取り外してみると…


CIMG0988.JPG

この様になっています。
上部の平たく、途中でねじれているのが「トーンバー」、
下部の細い金属の棒が「トーンジェネレータ」  です。

よくWEBなどのRhodesの説明で
「h字型の音叉」と表現されているのがこの部分。

Rhodesは
この「トーンジェネレータ」がハンマーで叩かれ、
「トーンバー」が共振することによって、
硬く力強いアタック音と、伸びやかで透き通ったサスティーンが生まれるのです。

この「トーンジェネレータ」と「トーンバー」は音によって、その形と長さが変わってきます。

CIMG0991.JPG

CIMG0992.JPG

CIMG0993.JPG

長さ、形がちょっとずつ違いますよね。
この微妙な形の違いや長さの違いによって、音階が作られるのです。

しかし、これだけでは音の微調整まではできません。
どうしてもクラシックピアノと同じく、調律(チューニング)が必要になってきます。
そのチューニングを司るとても小さな部品があります。
それが↓

CIMG0994.JPG

トーンジェネレータの先についている「調律スプリング」です。
このスプリングを、先端に近づけるか、根元に近づけるか、によって
Rhodesピアノのチューニングを行います。
トーンジェネレータとトーンバーは鍵盤の数だけあるので、
当然、チューニングもそれと同じ数だけやらなければなりません。

つまり
73keysならば73回、88keysならば88回の
チューニング作業を行わなければならないのです。
・・・とても大変ですよね。

しかし、私たちが耳にしているRhodes サウンドは
これだけ繊細なセッティングを経て、最高の音色を奏でているのですね。


アクション構造について、御興味をお持ちの方はぜひ、お店まで遊びに来てください。
実物を使ってご説明いたします!







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この記事は2011.08.24 Wednesdayに書かれたものです。
 こんにちは!
Wurly's!スタッフのヤナギダです。

さて、今週で第4回目になりました
「Rhodes のいろは」!

今週はローズピアノの音色がどのようにして奏でられているのか…
アクションの構造について迫っていきたいと思います。

CIMG0962.JPG

このコントロールパネルの向こう側にローズアクションの構造が隠れています。
その中身を写真と共に見ていきましょう。

CIMG0738.JPG

まずトップカバーをはずし、上から眺めてみましょう。
金属のバーとオレンジ色のピックアップが見えますね。

この金属のバーが「トーンバー」。その下には金属の細い「トーンジェネレータ」が隠れています。
よくネットなどの説明で「h字型の音叉」と表現されているのがこの部分です。
この部分がハンマーで叩かれることで音色がなり、
それをピックアップで拾っていくのですが、、、
詳しくは後程。

こちらの「ハープ」も外してみると・・・

CIMG0746.JPG

アクションの構造をやっと見ることができます。
白黒と木目の部分がきれいに分かれていますが、この長い一本が「鍵盤」。
そして肌色の先に黒いチップがついているのが「ハンマー」。
その上部にある白い四角いフェルトが「ダンパー」です。


CIMG0562.JPG
こちらが鍵盤全体の写真。


ではこれらのパーツが一体どのようにして音色を奏でているのか。
それをRhodesの説明書の図を用いながら見ていきましょう。


アクション構造.jpg


こちらがその図です。
鍵盤を押してないと、この様な状態になっております。

この状態から鍵盤を押してあげると・・・


・鍵盤の先が持ち上がり、接しているハンマーを押し上げます。

・ハンマーが持ち上がり、13番の「ハンマーチップ」が「トーンジェネレータ」を叩きます。
 それと同時に、ハンマーとつながれた「ダンパー」が下へ降り、ミュート作用を外します。

・叩かれた「トーンジェネレータ」と共に6番でつながれた「トーンバー」が共振し、
 伸びのあるサスティーンを鳴らしてくれます。

・この音色を、コイルが巻かれた「電磁ピックアップ」で一つずつ拾い、
 アンプからローズサウンドが広がる。



これをハープの隙間から覗くようにしてみると・・・

DSC_0112.JPG
ハンマーが下りていて、
ダンパーがトーンジェネレータについた状態のアクション。


DSC_0113.JPG
鍵盤を押し上げ、トーンジェネレータをハンマーが叩いた時のアクション。



このようにして、アクションがそれぞれ動くことによって
あのRhodesサウンドへとたどり着きます。
構造自体は複雑ではないものの
このアクションが鍵盤の数だけ存在するのですから、メンテナンスも欠かせなくなってくるのです。


さて次回のブログではこのアクションの中でも大きな役割を果たしている
「ハンマー」、「トーンジェネレータ」、「トーンバー」にスポットを当てて、掘り下げていきたいと思います。
是非お楽しみに!







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この記事は2011.08.17 Wednesdayに書かれたものです。
こんばんは。 Wurly's!スタッフ、千葉です。

毎週水曜日は『Rhodesのいろは』 ローズ・ピアノ紹介の日! と、勝手に決めて
ようやく3週目。全8週を予定してますのでまだ先は長いですが
より多くの方にRhodes、FenderRhodesについて
知っていただければなと思います。
今週も、Mark1Mark2 についてもう少しご紹介したいと思います!


Rhodes Mark1とMark2の、仕様や見た目の違いについては
先週のブログなどでご紹介しました。

でも、楽器ですから やはり気になる事といえば音色の違いじゃないでしょうか?
音色の違いはどういった点から生まれるのかも見ていきましょう。




まず、当店商品ページにもよく載っている「木製鍵盤」「プラスチック鍵盤」という言葉。
年代によって鍵盤の造りが変わってきます。

DSCN6610.JPG
木製鍵盤。弾くと横から木の部分が見えますね。MK1の豊かな音を生み出します。

DSCN6611.JPG
こちらはプラスチック製なので白鍵部分の全体が白。

1982年頃から鍵盤はプラスチックに変わります。それにより音は
比較的高音が強めの、クリアな音に。
ステージの照明などの熱に影響を受けづらい材質に変わったんですね。

弾いた時のタッチ感も木製とプラスチック製では違います。
音もタッチもどちらがいいということは無いので、その辺りはお好みです!

ちなみにFenderRhodesのMK1は↓
DSCN6612.JPG
あれれっ?古い年代の物なのにプラスチック?
と思いきや、周りがプラスチックに覆われているだけで
内部は木でできているんですよ。
FenderRhodesは、Rhodes MK1&MK2のどちらとも違う重めのタッチが独特です。

8/31予定のRhodesのいろはでは
そのタッチの違いの秘密も紹介しますのでお楽しみに♪




次はスピーカー部分のお話をさせていただきたいと思います。

ローズ・ピアノにはスピーカーが4つ使われています。

↓2ヶ所に丸くうっすらとスピーカーが見えますね。
 奏者側にも同じ様に2つ付いています。
DSCN6609.JPG

スピーカーの出力も年代により変わっていて、それにより音の歪み具合も違います。

FenderRhodesのMark1、RhodesのMark1(1978年頃まで)は
スピーカーの出力が80W。
それ以降のRhodes MK1とMK2は出力が100W。

ちなみにSilverTopの時代の出力は50Wしかありませんでした。


使われているスピーカーにも年代により違い、いくつか種類があります。
↓当店のインテリアと化したRhodesのスピーカー。
DSCN6619.JPG  DSCN6620.JPG


出音とは関係ないですが、スピーカー部分に貼られている布(サラン)も、
出力が100Wに変わる前と後とで色が違います。
よく見掛けるのは上の写真と同じ黒い仕様ですが、100Wに変わる前の時代は
このような色↓でした!
DSCN6614.JPG

おや、この色・・

DSCN6615.JPG
Fenderの古いアンプのものと似てますね!

Fender TWIN REVERBの裏側はこうなっています。
DSCN6623.JPG
見覚えのあるスピーカーがここにも!
先日ブログでご紹介した通り、RhodesとFenderのアンプには関係性があるのが
伺えます。






さて。もう1つ、音色の違いが生まれる部分がこちら!
DSCN6618.JPG
…これは何でしょう??


↓これはRhodesの天板を外した状態。
DSCN6606.JPG
更に拡大。
DSCN6607.JPG
そしてもっと拡大すると!
DSCN6617.JPG

DSCN6616.JPG
ここです!ただしこちらは白いほうの部品。


DSCN6618.JPG
これはローズ・ピアノのピックアップです。
手前側のオレンジっぽい部品がMark1に、奥側の白っぽい部品がMark2に
使われています。
こんな細かなところからも若干の音色の違いが発生するのですね!



気になる方はぜひ店頭で違いを試してみて下さい♪
長時間の試奏も歓迎です!



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この記事は2011.08.10 Wednesdayに書かれたものです。
 毎日暑いですね! ウーリーズ、千葉です。

Wurly's!では、本日よりRHODES SUMMER FES. 開催しております!

今日明日の企画では、普段は当店に置いていないエフェクター
Rhodesに繋いでお試しいただけます。

バンドの中でRhodesの音がどう映えるのか想像が膨らみますよ。
15日までは他の企画もありますのでぜひ遊びに来て下さいね。


さて水曜日の本日は、
ローズ・ピアノ紹介ブログ 行きたいと思います。

前回ざっと歴代モデルをご紹介しましたが、今回はMark1Mark2
焦点をあててご紹介します!


まず・・
Rhodesにはアンプを必要とする『Stage』ピアノと、
スピーカー部分の付いたタイプのピアノ『Suitcase』があります。


☆こちらはステージ・ピアノ。Rhodes Mark1です。
DSCN6539.JPG
ステー(脚の部分)とサステインペダルが外れるようになっていて、
鍵盤部分のフタに収納して持ち運べるようになっています。

DSCN6542.JPG DSCN6540.JPG
左は1978年頃まで使用されていた FenderRhodes Mark1、Rhodes Mark1の
サステインペダル。
右は1978年以降、Rhodes MK1、MK2に使われていたペダルです。

DSCN6536.JPG
写真の右手前はフタをかぶせたStage Pianoです。エフェクターがいろいろ乗せて
ありますが…。
奥の少し隠れちゃってるのがRhodes Mark2のStageです。


DSCN6534.JPG DSCN6533.JPG
ステージ・ピアノのコントロール・パネルはこのように↑なっています。
パッシブのためトレモロは付いておらず、VOLUMEとBASS BOOSTのみ調整が可能です。


ちなみにStageの重さは・・
  鍵盤部分  → 約64kg (73鍵)
        → 約72kg (88鍵)
        → 約45kg (54鍵)

かなり重いですが、Suitcaseタイプのピアノと比べるとやはり持ち運びしやすい
ようになっています。
スピーカー部分がないため見た目はすっきりとした印象で、値段も割安ですね。





☆次にこちらはSuitcaseのRhodes Mark2です。
DSCN6477.JPG
スピーカー部分に鍵盤部分を乗せる形になっています。
鍵盤部分にフタをかぶせ、外してしまうとこのように↓
DSCN6532.JPG
2つのスーツケース(自称)の出来上がりです!
(こちらはレストア前の製品なのでちょっと古びていますね -_-;)

ちなみにSuitcaseの重さは・・
  スピーカー部分  → 約53Kg
  鍵盤部分  → 約59kg (73鍵)
        → 約63kg (88鍵)

重さはかなりありますが、取手は付いているので持ち運びも可能です!


Suitcaseのコントロール・パネル部分。
DSCN6543.JPG
年代により仕様には種類があります。
DSCN6548.JPG
Stage Pianoと違い、Suitcase PianoではトレモロのON/OFFに加え
細かな調整ができます。

フロント・パネルについてはRhodesのいろは 第6回(9/7予定)でも
ご説明致しますのでお楽しみに




Suitcaseについて お客様にたまに訊ねられるのが
「スピーカー部分も運ぶのは大変だから、鍵盤部分だけでも使えますか?」
という質問。
確かに鍵盤部分はStageもSCも似てますよね…??

結論は!!


一応やろうと思えば出来ます。

ピックアップの音をダイレクトにアンプに送ることは可能です。
しかしそれですとピアノ自体から音量調整はできませんし、
Rhodesのプリアンプ独特の音質が損なわれてしまうためおすすめはできません。。

スピーカー部分と鍵盤部分はケーブルで繋げることによって電源供給がされています。
トレモロはその電源供給がないと使えないのです。
せっかくSuitcase Pianoがあるならトレモロ使いたいですよね!

また、Suitcaseのサステインペダルを見てみて下さい。
… スピーカー部分にくっついてる!
スピーカー部分が無いと、ペダルも踏めない事態が起こります。
Stage Pianoのサステインペダルを使えばいいと思われるかもしれませんが、
仕様が異なっているため安定しては使えません。

またスピーカー部分がないということはキーボードスタンドが必要になりますね。
60kg前後ある鍵盤を支えるスタンドはなかなか無いですよね・・。


次週のRhodesのいろは もMark1、Mark2についてもう少しご紹介していきたいと
思います!!

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この記事は2011.08.04 Thursdayに書かれたものです。
 どうも! ウーリーズスタッフ、千葉です。

Rhodes紹介ブログシリーズ、今日も行きます!
ローズ・ピアノに興味のある方、参考にしていただければと思います♪

昨日
FenderRhodes SilverTop、
FenderRhodes Mark1、
Rhodes MK1、
Rhodes MK2、
と、ご紹介しましたね。

さて、流れ的にこの後Mark3、Mark4 と続くことが予想されますが、その前に。



↓こんな商品も紹介してみます!

stage 54.jpg

こちらはRhodes Mark2。アンプの付いていない、Stage Pianoと呼ばれるタイプです。

54鍵しかないので、ちっちゃくて可愛らしいですよね!!

この54鍵タイプは、1980年から約2年しか作られなかった台数の少ないモデルです。

Mark2はもう紹介したのになぜこのモデルを紹介するのかというと…

個人的に好きだから! です。

また入荷しないかなぁ♫



1980年代になると音楽制作にもコンピューターやMIDIが普及していき、

Rhodesもその流れに乗るべく開発されていきます。

1980年に発売されたRhodes Mark3 EK-10は電子音源を内蔵。

けれどもエレピ・サウンドの中心はデジタルのシンセやピアノに奪われてしまうのです…。

1983年にはRhodes Mark4の試作品が作られたものの・・ 発売には至りませんでした

1987年にはRhodesの商標はRolandに売却され、デジタル・ピアノ MK-80等が発売。

しかし認められ始めたのはかつてのローズ・サウンドでした。

今もなお FenderRhodesRhodes Mark1&Mark2 の音が求められているからこそ、

ビンテージエレクトリックピアノを専門で扱う当店Wurly'sもOPENできたわけですね‥!



1997年、ローズ・ピアノの生みの親 ハロルド・ローズはRhodesの商標を買い戻します。

2009年発売されたのがこちら! Rhodes Mark7 !!

DSCN6481.JPG

DSCN6480.JPG

どうですか、この鮮やかなカラー! Rhodes最新モデルです。

音色はクリア。タッチもMark1やMark2と異なっています。


Rhodes Mark7の内部機構はというとRhodes Mark5 をもとにしています。

それがこちら

Rhodes Mark5.jpg


Rhodes mark5_2.jpg

1984年に発売されたこのモデル、MIDIの搭載された機種もありました。

一度はプラスチック鍵盤へと移り変わったものの、人気の高い木製鍵盤へと戻っています。




FenderRhodes、Rhodes MK1、MK2、MK5、MK7については

次週以降少しずつ紹介していきますのでぜひご覧下さいね♪


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この記事は2011.08.03 Wednesdayに書かれたものです。
こんばんは!ご無沙汰です。 ウーリーズスタッフ、千葉ですっ。


お店にいらっしゃるお客様はかなりローズ・ピアノに詳しい方が多いのですが、

「音源に入っているのは聴いたことあったけど、これが実物なんですか」と

おっしゃる方などもいます。

他の楽器屋さんではなかなか見掛けないですもんね。


今までRhodesを知らなかった方、

知ってるけど詳しくはよくわからないという方・・

いろんな方にローズ・ピアノのことを知っていただきたいと思いまして!


本日より 毎週1テーマを軸に全8回に渡り、RhodesFenderRhodes

仕様や構造を紹介するブログを書いていきたいと思っています!


Rhodes玄人の方には基礎的すぎるかもしれませんが・・

そこは温かく見守って下さいね。

どうぞ宜しくお願いします。



本日、第1回目のテーマは・・ 歴史です!


私、歴史の授業は嫌いでした。でも楽しんで読んで頂けるよう頑張ります!



お店をやっているとたまに、Rhodesを見て「あっ、FenderRhodesだ!」と

おっしゃる方がいます。

結構ローズとフェンダーローズを一緒だと思われてる方が多いのですが、

それらは別の商品なんです。

こちらをご覧下さい↓  ロゴ、違いますね。

DSCN6463.JPG  DSCN6467.JPG

この違いは生産された年代の違いによるものです。

順を追って発売モデルを見ていきましょう!




まずはFenderRhodes

1965年に発売された初のローズ・ピアノはRefinishしたかのような まさかの銀色!!

DSCN6473.JPG

このモデルは通称 Silver Top
製造されていたのは1965〜68年頃。
今から40年以上前に作られたとは思えない色使いですよね!
内部の構造も、後の黒いモデルとは少し違っています。
当時 正規に輸入されたのは2台だけだとか!!



こちらはSilver Topの後に発売されたFenderRhodes Mark1

DSCN6482.JPG

1968〜75年頃に生産されたモデルで、
お馴染みの黒い天板に"FenderRhodes"のロゴが付いています。
キータッチは重めで独特ですが、このFenderRhodesの音を求めて
当店にいらっしゃるお客様は多いです。
けれどなかなか入荷しないのが現状…。
気になる方は在庫リストをこまめにチェックお願いします!



1974年には製品の名称から"Fender"がなくなり、"Rhodes"と改名されます。
ローズ・ピアノの発明者はハロルド・ローズ氏。
それがはっきり伝わる製品名に変わったんですね。



こちらはRhodesに変わってからのMark1 !

DSCN6475.JPG

DSCN6476.JPG

1975〜79年に Rhodes MK1 は製造されていました。
天板はかまぼこの様な曲線になっており、
パッと見の姿はFenderRhodesによく似ています。
写真のモデルはEQ操作がスライド式になっていますが、
3つノブ(Volume, EQ, Vibrato)のタイプもあります。
スライド式のほうが後期のタイプで、操作しやすいよう
仕様が改善されているのが伺えます。



その後に生産されていたモデルはこちら↓ Rhodes Mark2
1979〜83年に製造されていました。

DSCN6477.JPG

DSCN6478.JPG

Mark1とのわかりやすい見分け方は、平らな天板!
フラットトップになったことにより上にシンセを乗せても安定するようになりました。
Rhodes MK2もコントロールパネルにスライドバーの付いた仕様と、
5つノブ仕様のものがあります。
また鍵盤も初期はMK1と同じ木製ですが、後期はプラスチックへと変わります。
それにより音もタッチ感もまた変わるのです。



長々お付き合いいただきありがとうございます♪
続きのお話はまた明日させていただきます!

なお、ローズ・ピアノ発祥について知りたい方は
Wurly's>Rhodes Redefining History のページをご参照下さいね。




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