この記事は2015.11.02 Mondayに書かれたものです。
ほぼ毎日のようにRhodes等のエレピの修理を行なっているのですが、ここ数ヶ月取り憑かれたように手をかけていた楽器があります。それがこのFenderRhodes Silver Topです。(※写真右側中央)
1960年代のエレピです。Sparkle Topとも呼ばれています。
1970年代のRhodesピアノと比べ各種部品に大きな違いが有ります。
まずは、トーンジェレータ(Tine)を叩くハンマーが、70年代のゴムチップに対し、大きなティアドロップ型のフェルトになります。少し柔らかな音になるイメージがします。叩かれる側のトーンジェネレータも太さが違います。そのトーンジェネレータの振動が伝わるToneBarトーンバーも金属の角棒になります。
そしてピックアップ。コイルの中心の磁石の長さ、磁力の強さが違います。これらの部品で構成されるこのピアノは音色調整の際、70年のものに比べより細かいセッティングが必要です。苦労しました。完成後の音を聴くとその苦労も報われます。感動です。
スピーカーへの出力はモノラルで、Vibratoは左右に振れません。パワーアンプももちろん70年前期、後期のものとも違います。
いったいどのような音がするのか?その音を言葉で表現するのはむずかしいです。
過去の映像/音源を挙げますと、ビートルズのGet backで使用されています。メイキング映像の、ルーフトップ(屋上)での演奏でみることもできます。クインシー・ジョーンズのWalking in spaceがそうかなと思います。これらじゃわからないという方の為に、今回このピアノの持ち主/キーボードプレイヤー/アレンジャーの新川博さんに弾いて頂きました。とはいえ、最終調整確認でご来店いただいた際に、記念に録画させて頂きたいとお伺いしたところ、即OKをいただき、急遽店頭で録画という事になりました。
さすがプロフェッショナル、リハなしワンテイクです。この楽器の美味しい部分が曲のここぞ!というところで入ってきてグっときます。新川さんの演奏+Silver Topという最高の組み合わせは今この動画だけですが、今後アルバム音源にて聴けるかと思うと大変期待が高まります。
新川博さん official web site
http://www.shinkawa.info/index.html
1960年代のエレピです。Sparkle Topとも呼ばれています。
1970年代のRhodesピアノと比べ各種部品に大きな違いが有ります。
まずは、トーンジェレータ(Tine)を叩くハンマーが、70年代のゴムチップに対し、大きなティアドロップ型のフェルトになります。少し柔らかな音になるイメージがします。叩かれる側のトーンジェネレータも太さが違います。そのトーンジェネレータの振動が伝わるToneBarトーンバーも金属の角棒になります。
そしてピックアップ。コイルの中心の磁石の長さ、磁力の強さが違います。これらの部品で構成されるこのピアノは音色調整の際、70年のものに比べより細かいセッティングが必要です。苦労しました。完成後の音を聴くとその苦労も報われます。感動です。
スピーカーへの出力はモノラルで、Vibratoは左右に振れません。パワーアンプももちろん70年前期、後期のものとも違います。
いったいどのような音がするのか?その音を言葉で表現するのはむずかしいです。
過去の映像/音源を挙げますと、ビートルズのGet backで使用されています。メイキング映像の、ルーフトップ(屋上)での演奏でみることもできます。クインシー・ジョーンズのWalking in spaceがそうかなと思います。これらじゃわからないという方の為に、今回このピアノの持ち主/キーボードプレイヤー/アレンジャーの新川博さんに弾いて頂きました。とはいえ、最終調整確認でご来店いただいた際に、記念に録画させて頂きたいとお伺いしたところ、即OKをいただき、急遽店頭で録画という事になりました。
さすがプロフェッショナル、リハなしワンテイクです。この楽器の美味しい部分が曲のここぞ!というところで入ってきてグっときます。新川さんの演奏+Silver Topという最高の組み合わせは今この動画だけですが、今後アルバム音源にて聴けるかと思うと大変期待が高まります。
新川博さん official web site
http://www.shinkawa.info/index.html
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Tel : 03-5256-8181
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- Rhodes(ローズ)