この記事は2011.08.26 Fridayに書かれたものです。

こんにちは!
Wurly's!スタッフのヤナギダです。
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さて本日は、「Rhodes のいろは‐アクション構造編‐Part2」です。
(Part1はこちらから)
前回にご紹介しました通り、Rhodesのアクション構造はシンプルなのですが、
とても繊細な一面も持っています。
メンテナンスや、年式の違いによるちょっとした構造の変化で音色が変わっていきます。

こちらがアクション構造の図です。
本日はこのパーツの中でも、直接音色に関わる「トーンバー」、「トーンジェネレータ」について
ご紹介していきます。

こちらが取り外す前のトーンバー、トーンジェネレータの姿です。
こちらを取り外してみると…

この様になっています。
上部の平たく、途中でねじれているのが「トーンバー」、
下部の細い金属の棒が「トーンジェネレータ」 です。
よくWEBなどのRhodesの説明で
「h字型の音叉」と表現されているのがこの部分。
Rhodesは
この「トーンジェネレータ」がハンマーで叩かれ、
「トーンバー」が共振することによって、
硬く力強いアタック音と、伸びやかで透き通ったサスティーンが生まれるのです。
この「トーンジェネレータ」と「トーンバー」は音によって、その形と長さが変わってきます。



長さ、形がちょっとずつ違いますよね。
この微妙な形の違いや長さの違いによって、音階が作られるのです。
しかし、これだけでは音の微調整まではできません。
どうしてもクラシックピアノと同じく、調律(チューニング)が必要になってきます。
そのチューニングを司るとても小さな部品があります。
それが↓

トーンジェネレータの先についている「調律スプリング」です。
このスプリングを、先端に近づけるか、根元に近づけるか、によって
Rhodesピアノのチューニングを行います。
トーンジェネレータとトーンバーは鍵盤の数だけあるので、
当然、チューニングもそれと同じ数だけやらなければなりません。
つまり
73keysならば73回、88keysならば88回の
チューニング作業を行わなければならないのです。
・・・とても大変ですよね。
しかし、私たちが耳にしているRhodes サウンドは
これだけ繊細なセッティングを経て、最高の音色を奏でているのですね。
アクション構造について、御興味をお持ちの方はぜひ、お店まで遊びに来てください。
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